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【艦これアーケード】歴史考察:捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(前篇) 捷号作戦について【史実の確認】

 第拾肆回 期間限定海域:捷号決戦!邀撃、レイテ沖海戦(前篇)の作戦開始前に史実のレイテ沖海戦について確認しておきましょう。まずは「捷号作戦」についてです。スクリーンショット 2023-11-04 111910絶対国防圏
 劣勢に立たされた大日本帝国が本土防衛上及び戦争継続のために必要不可欠である領土・地点を定め、防衛を命じた地点・地域です。1943年(昭和18年)9月30日の閣議及び御前会議で決定されました。スクリーンショット 2023-11-09 185910 アメリカ軍は中部太平洋での攻勢を本格化させ、1943年(昭和18年)11月にはギルバート諸島を占領、1944年(昭和19年)2月にはトラック泊地を空襲、マーシャル諸島を占領しました。更に3月にはパラオ大空襲、4月にはニューギニア島に上陸します。この状況を受けて、日本軍はアメリカ軍の決戦想定方面への侵攻は5月から6月に行われるものと判断します。

あ号作戦(マリアナ沖海戦:1944年6月19日-20日)スクリーンショット 2023-11-09 190007 帝国海軍はアメリカ軍侵攻の中心(決戦海域)をマリアナ諸島もしくはカロリン諸島と想定し、作戦を立案します。
 マリアナ諸島に侵攻するアメリカ軍を日本軍が迎撃した本作戦では、日本はアウトレンジ戦法による航空攻撃を行いましたが、アメリカから「マリアナの七面鳥撃ち」と揶揄される壊滅的敗北を喫し、空母3隻と搭載機のほぼ全てを喪失します。マリアナ諸島の大半はアメリカ軍が占領する事となり、西太平洋の制海権と制空権は完全にアメリカが支配しました。

捷号作戦
 日本陸海軍が計画した比島・台湾・本土方面で基地航空部隊によって敵を要撃する作戦です。決戦方面によって一号から四号まで定められました。スクリーンショット 2023-11-09 182515 マリアナ沖海戦における日本海軍の敗戦でサイパン陥落は決定的となり、絶対国防圏は崩壊します。それまでは後方要域であった本土、南西諸島、台湾、比島は最終的な国防要域となり、大本営は新国防要域の防備を急務とし、同要域のいずれかの方面に敵が来攻した場合は陸海空戦力を結集して決戦することを企図しました。この作戦は「捷号作戦」と呼称され、捷一号(比島)、捷二号(台湾、南西諸島)、捷三号(本州、四国、九州)、捷四号(北海道)の各作戦に区分されます。
作戦要綱
 陸海の基地航空兵力によって敵艦隊を壊滅、第一機動艦隊はアメリカ軍機動部隊を牽制して北方に誘致し基地航空戦力と共に敵機動部隊攻撃、これらの航空作戦による間接的支援を受けた戦艦を主力とする水上艦隊を敵攻略部隊攻撃に向かわせ、既に上陸を開始している場合は上陸地点に突撃させ艦砲射撃によって輸送船団や上陸部隊に打撃を与え、陸軍がこれを殲滅するというものでした。
 敵情判断に関して大本営陸海軍部は、「小笠原を経て沖縄並びにハルマヘラを経て比島」と判断しています。
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