艦これアーケード/街道・水路歩き たけやん/ひなたの日記帳

ゲームプレイ&探索記録と考察を少々

【街道攻略】大久保大和(近藤勇) 敗走と板橋までの道程 番外編 【元荒川旧流路③間久里川】

間久里川
 間久里川は、須賀用水の旧流路ですが、数次の変遷により現在は越谷市の管理する都市下水路となっています。
 慶長年間(1596~1615)に掘削された須賀堀の流路は、宝永年間(1710年頃)元荒川流路締切り以前の元荒川左岸沿いに掘削されていますが、明治42年(1909年)から大正5年(1916年)にかけて実施された新方領耕地整理事業により直線的な流路に改められています。この際、旧流路は須賀用水の支川となり、間久里川となりました。スクリーンショット (3202) 高度経済成長期以前は、江戸期とさほど変わらない田園風景が広がっていた当地ですが、武里団地(1966年(昭和41年))、せんげん台駅(1967年(昭和42年))の開設以降、宅地化が進んで著しく景観が変貌しています。

間久里川分水工 越谷市大道スクリーンショット (3299) 間久里川起点の分水工です。須賀用水を水源とするため、非灌漑期は通水していません。スクリーンショット (3304) 起点付近では、新方領耕地整理事業による須賀堀(須賀用水)改修により、間久里川が新たに掘削されています。スクリーンショット (3305) 迅速測図の〇囲いに「須賀堀」の表記が確認できます。間久里川は須賀堀の派川で流末は千間堀(新方川)に至る流路でしたが、新方領耕地整理事業により新流路に付け替えられました。高度成長期の千間台西地区の宅地造成による河道改修を経て、現在の流路となっています。

間久里川 越谷市大竹スクリーンショット (3303) 起点付近の間久里川ですが、水路は歩道下(暗渠)を流れており、歩道上のせせらぎ水路の水はポンプで汲み上げられています。歩道の反対側のアスファルト舗装の小道の下には下水道管が埋設されていますね。

恩間ポンプ場 越谷市恩間スクリーンショット (3309) 間久里川沿いにありますが、恩間ポンプ場は下水道施設です。下水管渠は固形物も流れるため、用・排水路よりも勾配を付けて埋設されています。深く潜った下水管渠の下水はポンプ場で揚水され、流域下水道管渠へ送られています。スクリーンショット (3310) ここには、間久里川の説明版が設置されており、都市防災河川とされています。河川管理上は普通河川ですが、用水・排水・防災・親水公園といった複合的な目的で利用される河川という意味なのでしょう。

間久里川 越谷市上間久里スクリーンショット (3368) 間久里川沿いのせせらぎ水路は、東武スカイツリーラインに突き当たるまでおよそ1.2㎞続きます。この辺りの間久里川(旧須賀堀)は旧元荒川左岸堤防沿いに掘削されています。

東武スカイツリーライン西側 越谷市千間台東スクリーンショット (3370) コンクリート製掩蓋の水路が線路沿いに南の第二古川まで接続されています。撮影位置の地下から落水音が聞こえますので、ここから排水路として深く落とし込まれているようです。間久里川は、撮影位置から線路反対側(東側)へ横断しています。スクリーンショット (3380) このあたりの小字は海道土手で、旧元荒川左岸堤防だった通りになります。かつてはこの位置に踏切があり、日光道中に至る道でした。海道土手交点以南の日光道中は、旧元荒川左岸堤防上を通っています。スクリーンショット (3389) 間久里川は、東武スカイツリーライン沿いに北上し、大正期の土地改良事業以前からの間久里川流路に接続されます。スクリーンショット (3382) ここから先は江戸期以来の間久里川流路と整合します。スクリーンショット (3376) 東流する間久里川は、日光道中を越えた所で街道沿いに北に流路を変え、ここから流末までは開渠となります。スクリーンショット (3377) 現在は使用されていない水門です。

新方川(戸井橋)間久里川流末 越谷市千間台東スクリーンショット (3378) 間久里川流末は、新方川右岸に落とされます。左岸からは会之堀川が新方川に落とされています。水門が設置されていますが、排水機場はありませんので、新方川増水時に水門が閉鎖された場合は、第二古川経由で御領堀から新方川に排水されるようなっているようです。

 次回は須賀堀旧流路と第二古川を辿ってみたいと思います。










追記

河川管理区分について 国土交通省資料スクリーンショット (3198) 河川管理者が一級河川(国土交通大臣、指定区域:都道府県知事)、二級河川(都道府県知事)、準用河川(市町村長)で異なります。普通河川は、一級河川、二級河川、準用河川に該当しない河川(法定外河川)のことで、河川法の適用・準用を受けていない河川です。市町村が必要と判断した場合、条例により管理する河川で、管理者は市町村長になります。これ以外にも武蔵水路(一級河川に指定)のように水資源機構が管理する導水路や須賀用水のように土地改良区(新方領用悪水路土地改良区)が管理する用・排水路などがあります。
 ちなみに内陸県である埼玉県に所在する二級河川は「0」です。これは、水系河川の終点が一部の例外を除いて海になっているためですね。県で管理する河川が無くて楽そうですが、一級河川には都道府県知事が管理する指定区域があります。

戸井橋 越谷市大泊スクリーンショット (3336) 新方川、会之掘川ともに利根川水系中川支流の一級河川ですが、管理は埼玉県が行っています。
関連記事
コメント : 0

コメント