艦これアーケード/街道・水路歩き たけやん/ひなたの日記帳

ゲームプレイ&探索記録と考察を少々

開始前歴史考察-『第陸回 期間限定海域:発動!渾作戦』-マリアナ沖海戦 終章

 マリアナ沖海戦本作戦で採用されたアウトレンジ戦法は、その到達時間(2~3時間)の長さから、早期にアメリカ軍のレーダー哨戒網に捕捉される結果となり、敵に万全の迎撃態勢を整える時間的余裕を与える結果となます。 敵に与えた損害は少なく、多大な航空機損耗を払う事となり、連合軍からは 「マリアナの七面鳥撃ち」(Great Marianas Turkey Shoot) と揶揄される結果になりました。  勝敗の要因 情報漏洩-海軍乙事件 昭...

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開始前歴史考察-『第陸回 期間限定海域:発動!渾作戦』-マリアナ沖海戦 その5

 あ号作戦要領 あ号作戦の要訣は「敵航空攻撃圏外より爆戦隊をもって敵空母の飛行甲板を破壊、敵戦闘機隊を封殺したる後、本隊の艦攻、艦爆により敵艦隊を撃破する」というものです。 ここで脱線しますが、恐らく原議と思われるこの「あ号作戦」計画書は手書き(鉛筆)ですね。当時の文書作成の様相が覗えて興味深いです。作戦案が2~3あってその中から1案が選ばれ、選定案は精査され、幾度もの修正を経て作戦計画(案)となり...

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開始前歴史考察-『第陸回 期間限定海域:発動!渾作戦』-マリアナ沖海戦 その4

 昨日、3月1日に公式サイトから「発動!渾作戦」についての追加情報がありましたが、拡張作戦のタイトルが「敵機動部隊迎撃戦 前哨戦」となっていますね。 以下の「あ」号作戦も機動艦隊による航空戦が行われる19日以前の戦闘という事で「前哨戦」としていますが、恐らく同一の戦闘を指すものではありません。作戦概要からすると「渾作戦」に反応した敵機動部隊の来襲を迎撃するようですので「マリアナ沖海戦」とは異なります。...

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『第陸回 期間限定海域:発動!渾作戦』作戦要項の続報が公開されました。 2019.03.01

 本日、公式サイトより告知がありました。『第陸回 期間限定海域:発動!渾作戦』作戦要綱の続報です。 詳細はセガ公式サイト:『第陸回 期間限定海域:発動!渾作戦』作戦要項の続報を公開をご覧下さい。 毎度のことですが情報が小出しで途中段階の続報は分かり難いですね。誤解があるかも知れませんのでご承知ください。 2月21日(木)より、強い絆を結べる艦娘の9隻追加及び「発動!渾作戦」追加情報で予想した通り、イベント...

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開始前歴史考察-『第陸回 期間限定海域:発動!渾作戦』-マリアナ沖海戦 その3

 今回は「あ」号作戦の機動打撃の骨幹たる第一機動艦隊の用いる「アウトレンジ戦法」について確認してみます。 アウトレンジ戦法とは、敵の火砲や航空機の航続距離など相手の射程外から一方的に攻撃を仕掛ける戦術および戦闘教義のことです。 第一次世界大戦のフォークランド沖海戦ではイギリスの巡洋戦艦隊がドイツの装甲巡洋艦をアウトレンジ射撃して、ほぼ無傷で勝利を収めました。一般的にこのような劣勢に陥った場合、射程...

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開始前歴史考察-『第陸回 期間限定海域:発動!渾作戦』-マリアナ沖海戦 その2

 あ号作戦 ブラウザ版のウィークリー任務の始まりはあ号作戦ですが、これは、現在連載中の「絶対国防圏死守」目的の「あ」号作戦ではなく、「南方作戦」の総称である「あ」号作戦です。 南方作戦陸海軍中央協定によって作戦名称が定められ、南方作戦全体の総称は「あ号作戦」に決まります。それぞれの各方面作戦は、フィリピン作戦は「M作戦」、マレー作戦は「E作戦」、蘭印作戦は「H作戦」、グアム作戦は「G作戦」、英領ボルネ...

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開始前歴史考察-『第陸回 期間限定海域:発動!渾作戦』-マリアナ沖海戦 その1

 タイトルの『発動!渾作戦』-マリアナ沖海戦ですが、マリアナ沖海戦は「絶対国防圏死守」が目的の新Z号作戦に基づく「あ」号作戦として行われた海戦なのに対して、アメリカ軍のサイパン島攻略作戦の前段階作戦であるビアク島上陸作戦に現地部隊が反応して行った増援輸送作戦が「渾作戦」となっておりますので主従で言うと、「主作戦」はマリアナ沖海戦で「支作戦」が渾作戦という逆の形となります。イベント名が「渾作戦」ですの...

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開始前歴史考察-『第陸回 期間限定海域:発動!渾作戦』-第三次渾作戦

 日時は失念しましたが、過去、[証言記録 兵士たちの戦争]ニューギニア・ビアク島 幻の絶対国防圏-が放送されています。 現在連載中の「渾作戦」の目的は、ビアク島への増援ですが、この番組はビアク島守備隊歩兵第222連隊の兵士だった方々の証言で構成されています。本稿でも防御準備は十分と言えず小銃が全数装備されていなかった事を示していますが、 「銃剣を竹に括り付けた竹槍を主要装備として白兵戦を挑み、M4中戦...

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開始前歴史考察-『第陸回 期間限定海域:発動!渾作戦』-第二次渾作戦

 前回は第一次渾作戦でしたが、敵機動部隊発見の報により、ニューギニア北西部のソロンに海上機動第2旅団は揚陸され、艦隊はアンボンへ退避を命じられます。この敵機動部隊は実際には重巡「オーストラリア」、軽巡3隻を基幹とする艦隊の誤認でした。艦隊は退避のため燃料を消費してビアク島への逆上陸部隊の輸送は不可能となり、海上機動第2旅団はソロンに駐留しています。 第二次渾作戦(ビアク島沖海戦) 第一次渾作戦の失敗...

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開始前歴史考察-『第陸回 期間限定海域:発動!渾作戦』-第一次渾作戦

  第一次渾作戦 南西方面艦隊は連合艦隊への逆上陸に関する意見具申の前の5月24日には南方軍よりミンダナオ島サンボアンガに所在していた陸軍の海上機動第2旅団の海上輸送協力について打診されていました。 海上機動第2旅団 「逆上陸作戦」専門部隊で、満州で第29歩兵団司令部や第5独立守備隊の一部などから編成されました。旅団主力(旅団輸送隊欠)は、1944年5月上旬、豪北方面(インドネシア東部・西部ニューギニア)への進...

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